35mm換算と焦点距離と画角って何?カメラ用語は難しい

フルサイズとAPS-Cカメラのセンサーの大きさが違う


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初めてデジタル一眼レフカメラを購入しようと検討しはじめて気がつくのはフルサイズとかAPS-C?

そしてデジカメを購入してから交換レンズを検討しはじめると気がつくのが35mm換算?

そこにまたしても出てくるカメラ用語の焦点距離とか画角とか・・・?

そこで今回は僕的に簡単に理解したことを記しておこうかと思います。

焦点距離や画角とか35mm換算とかカメラ用語が多すぎて困るよね

焦点距離と画角って何?

焦点距離と言うのはカメラの映像素子(イメージセンサー)からレンズの距離のことです。(ピントが合う状態で)

焦点距離

ってこんな事覚える必要も無いと思うのです(我々普通の人は)

で、実際に写真を撮るとした場合、広い景色の写真が撮りたいと言った場合には18mmとかが必要になるわけです。

また可愛い我が子のフンワリ写真が撮りたい場合は人によって50mmとか80mmが必要になり。

遠くの鳥を撮影したいなら200mmとか300mmと言う具合です。

このように写したい被写体によってレンズの焦点距離を変えるわけで、18mmと200mmでは被写体が写る範囲が変わること(角度が変わる)を画角と表現します。

レンズにはそれぞれ焦点距離が書かれている

10mmから20mmの焦点距離の場合の記載はコレ

↑こういう数字のことです(焦点距離)

その数字が小さければ小さいほど焦点距離は短くなり画角は広くなる(写る範囲が広くなる)上の写真は広く撮影出来るレンズ。

逆に数字が大きくなれば大きいほど焦点距離は長くなり画角は狭くなる(写る範囲が狭くなる代わりに被写体は大きくなる)

レンズに記載されている焦点距離いろいろ

レンズ正面にも焦点距離は書いてあるね

上の画像のようにレンズ正面にも書かれています、18-55mmと書かれていて(18mmから55mm)のズームレンズですよ~と言うこと。

50mmの単焦点レンズの場合の記載はこんな感じ

上の画像のレンズは50mmと書かれているだけで、単焦点レンズです、ズームしないレンズのこと。

35mm換算って何?

35mm換算の語源

35mmのフィルムカメラが語源のようで、昔々に使われていたフィルムカメラの時代に、一番普及したフィルムのサイズが35mm判のカメラと言うことです。

ちなみに35mm判のフィルムって↓こんなイメージです(縮尺は出ていますが見やすいように拡大しています)

35mm判フィルムの様子

フィルムの中にトマトとキムチが写っている状態ですね、横が36mm×縦26mmになっている。

昔のフィルムカメラの35mm判とはこんな感じの物です。

35mm換算の概要

どんなレンズでも良いのですが、ある1つのレンズをセンサーサイズの違うデジタルカメラにつけると、そのサイズの違いによって被写体の写る範囲が違ってきます。

フルサイズとAPS-Cカメラのセンサーの大きさが違う

そのため35mm判フィルムのサイズをカメラ業界が基準にして、レンズの焦点距離を統一してわかりやすく(イメージしやすく)した。

35mm換算という言葉は上の画像通りで、35mm判フィルムを基準にして使うカメラ用語になります。

(話は脱線しますが上のカメライラストは当ブログのロゴの原型ですw)

35mm換算と言う言葉を使うシーンは?

35mm換算って言う言葉だけを聞くと初心者さんにはとてもわかりずらいですが、フルサイズ一眼を購入しているのであれば気にする必要は無いです。

何故ならフルサイズ一眼が基準になっているからですね。

で、問題は我々カメラ初心者が最初に買うであろうAPS-Cカメラの場合です。

APS-Cサイズのカメラは、フルサイズカメラよりもセンサーサイズが小さい為にレンズに表記された焦点距離の数字がそのままというわけにはいかないのです。

APS-Cはフルサイズよりもセンサーサイズが小さい

上の画像を見るとかなり小さいのがわかりますよね?(一番右側がAPS-Cサイズ)

35mmフルサイズとAPS-Cサイズの違い

これにより、同じ焦点距離を持つレンズをつけたとしても被写体の写る範囲が違うことになる(上の画像)

APS-Cカメラの場合だとかなり写る範囲が小さくなりますよね

50mmの単焦点レンズの場合の記載はこんな感じ

上の画像のレンズの焦点距離は50mmとなっています。

フルサイズカメラとAPS-Cカメラそれぞれにこの50mmレンズを装着した場合に、写真はどんな感じになるのか?

フルサイズとAPS-Cの写真の違い

上の画像(あくまでもイメージです)が撮影した結果です、右がAPS-Cカメラで撮影した場合で左がフルサイズカメラの場合の写真です。

どうですか?ぜんぜん違いますよね?

ここで35mm換算と言う言葉が出てきます

使うカメラがAPS-Cの場合、つけるレンズの焦点距離が50mmであるなら35mm換算で75mm相当ですよ~と、ここで使うのです。

計算式はいたって簡単で、ニコンなら×1.5になりキャノンなら×1.6してあげれば良い(APS-Cカメラの場合)

上の50mmレンズの場合×1.5=75mmとなる。

他にはマイクロフォーサーズと言うセンサーサイズのカメラの場合は×2.0

1インチカメラだと×2.7

フルサイズカメラが基準になるので、フルサイズカメラに75mmの焦点距離を持つレンズをつけた場合の写真の写り具合が右の写真と言うことです(メンドクサイね)

35mm換算なんてメンドクサイ

確かにメンドクサイです、ですが昔から35mm判フィルムカメラを使っていたカメラマンはフルサイズカメラに50mmを装着したら上の画像の左側の写真が出来上がると頭の中にイメージとしてあるのです(仕事だから職業病みたいな感じ)

それが突然、右側のような写真になったら困るわけですね、

昔のカメラマンがイメージしやすい言葉が35ミリ換算

なのでカメラ業界が35mmフィルム判を基準にして作った言葉と言うわけです。

300mmの望遠レンズが450mm相当になる?

いろんな事がわかってきてもお店へ行って、店員さんから出る言葉で意味がわからない事がたまにある(と言うか一瞬アレ?)と思う。

標準ズームレンズなどの話の時にはほぼ出てこない今回の換算の話が、望遠レンズになると何故か出てくるんですよね。

使用用途を運動会で!なんて話の流れで望遠ズームの話をすると、「このキットの望遠ズームなら450mm相当になるから便利ですよ」

ってな具合で、てっきりレンズの焦点距離が変わるのかと思い込んでしまうわけです(カメラ初心者としては)

実際は焦点距離が変わるわけでは無いですから間違わないようにしましょ。

あくまでも被写体の写る範囲が変わるだけで、それが今回の例で言えばフルサイズカメラに450mmのレンズをつけた時と同じような写真が出来上がりますよと言う意味です。

ニコンとキャノンの現在販売されているフルサイズ一眼とAPS-C一眼一覧

ってことで、今回はフルサイズとAPS-Cだけで書いていますのでこの2種類のカメラにはどんなのがあるのか?

を知りたい場合は以下の記事に書いていますのでなんとなく「こんなカメラがあるんだ~」と言う意味で読んでみてください。

難しく考えないでこう覚えましょ

①デジタル一眼レフカメラの基準は「35mmフルサイズ一眼カメラ」の事と覚える。

②APS-Cカメラで使えるレンズの数字(焦点距離)は×1.5(ニコン)とか×1.6(キャノン)を単純に計算する

③APS-C専用レンズの数字(焦点距離)も上と同じ計算をする

④フルサイズ対応レンズの数字(焦点距離)もAPS-Cカメラで使うなら上と同じ計算、フルサイズで使うなら数字はそのままと覚える。

⑤画角とは被写体が写る範囲のこと

⑥焦点距離が変わるわけでは無い

今回のまとめ

カメラ初心者的には、ハッキリ言いましてどうでも良いところだと思うのですが(たんなる趣味だし)

でも知らないとそれはそれで気持ち悪いのでなんとか理解しようと努力はしました。

で、わかった事はAPS-Cカメラ用に揃えるレンズで、広角側のレンズって難しいな~と思いました。

望遠とは違い広角の場合、1mmの差が大きくて表記された8mmと10mmで2mmの差があるってことは~と計算するのもメンドクサイです。

カメラが趣味になってから理解してもなんの問題もありませんから気軽にいきましょ。

 




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フルサイズとAPS-Cカメラのセンサーの大きさが違う

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