マンフロット055プロアルミ三脚(MT055XPRO3)使用半年レビュー

マンフロット055アルミ三脚レビュー


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マンフロット055プロアルミ三脚を購入し使い出してから早くも半年が経過しました。

購入してからは毎回どこで撮影するときでも必ず持って行きますし、使っても使わなくても必ずお供させ車の中には毎回置いてある状態です。

天の川、風景、夜景、花など家族と一緒にお出かけしない限り三脚を使って写真撮影しています。

三脚購入前の思考は10000円も出せば十分な三脚が手に入るだろう?と勝手に判断したり、持ち運びに便利じゃんと言う理由でめちゃ小さくなる三脚を購入したりもしました。

三脚なんてカメラが載れば良いじゃん!とか、安くても問題ないでしょ?なんて言うレベルだったのが半年前。

今もたいして変わりませんが^^; 僕自身初めて本気で考えて購入した三脚なんですが使い方などに詳しいわけでは無いです。

あくまでも僕の使用経験の中で、マンフロット055プロアルミ3段はこんな三脚なんだよ~って事をお伝え出来ればと思います。

三脚無しの撮影は考えられない買える金額で最高の三脚がマンフロット055プロアルミ

三脚がなぜ必要なのか?写真の表現を広げるために必要な機材が三脚

僕が購入した三脚はフルサイズ一眼レフに重いレンズをつけても耐えられるマンフロット055プロアルミ三脚です。

購入した時期はニコンのエントリーモデルD5500と言うとても軽い一眼レフを使用していました。

この時はオーバースペックになっていましたが、後々フルサイズ一眼に移行する予定だったのでゴツイ三脚を選んだのです。

収納時の大きさ表現を広げるために・・・なんて書いていますが僕は首から掛けて手持ち撮影するのが嫌なだけなんですけどね(笑)

理由としては肩が凝る、カメラを落としそう、なんて言う三脚使うほうがメンドクサイだろうと思われる感じなんです。

が!三脚を使うと確かに表現が変わるとも思っていますしこれは真実です。

手持ちで夜景とか天の川なんて撮影出来ない(出来る人は凄い)

①ブレの問題

三脚にカメラを載せてリモコンでもコードレリーズでもスマホ操作でもカメラを触らないでシャッターを押しさえすればブレは無くなる。

たまに三脚の脚にぶつかったりしてブレ写真が出来上がりますが、手持ち撮影と違って圧倒的にブレ写真を軽減出来る。

②構図の固定

星のグルグル回った写真を見たことがあると思いますが、アレって何百枚も同じ構図で撮影して合成して作っているわけで手持ちでは撮れません。

なかには長時間シャッターを開けて撮影している人もいるらしいのですが、いずれにしても同じ構図を固定するのには三脚が無いと無理なのです。

③低速シャッター

夜景・星・天の川・川の流れ・車のライトの軌跡など低速でシャッターを切る場合にも優位。

④ジックリ構えてピント合わせ

ピント合わせってオートフォーカスで半押しじゃないの?と思うかもしれませんがそれは昼間の明るい時間帯の話。

夜はそもそもピントが合いません、ってか夜だけじゃなくても昼間でも花畑でジックリと狙った奥側で咲く花にピントを合わせたい時はピントリングをクリクリ回しています。

そんな時、手持ちで行うよりもカメラを三脚に固定したほうが作業がやりやすいですしバッチリと自分の思った通りにピントが合わせやすいです。

⑤液晶画面でのピント合わせが超ラク

上の④とほぼ同じことなのですが、被写体が低い位置だったり高い位置の時、ファインダーを覗くのが困難な姿勢の場合。

カメラを両手で持ち腕を伸ばして液晶画面でピント合わせするよりも、やっぱり三脚固定しちゃったほうがラクなのは言うまでも無いです。

よって三脚を使って撮影すると狙ったところにピントさえあっていればソコソコ綺麗でブレの無い写真が誰にでも撮影出来る。

適当な三脚だと写真がブレるのでシッカリした三脚が欲しかった

安価で何も考えずに適当に購入した三脚は風の影響には逆らえませんし重いカメラを載せると三脚の脚がタワミます。

とは言え歩道橋の上で撮影していると車の振動で055アルミでも振動しちゃいますが・・・ じっとカメラの液晶画面を見ているとわずかに動いている。

それから脚の弱い三脚だとカメラとレンズの重みで「たわみ」も出るし高価なカメラを安心して載せておけません。

三脚にちょっと足や荷物が引っかかったらすぐに倒れそうだしとても怖いです。

こんな理由があったのでエントリーモデルのD5500を使用時に三脚を選び、フルサイズにも耐えられるシッカリした三脚が欲しかった経緯がありました。

なぜ他メーカーの三脚じゃないの?なぜマンフロットに決めたの?

何故マンフロットの三脚なのか?と言うところからスタートしましょう。

僕が希望する三脚に求めていたものは次の3つ「水準器が搭載脚の数が3段一番低くなる高さが100mm

①水準器が搭載の理由は右下がりの写真が癖になっていたので三脚に水準器がついていて水平が取れれば直るだろうと言う安易な考えから。

②脚の数が3段の理由は単純で、4段だと一手間増えるからです、暗闇の中で三脚を設置するので出来る限り簡単に素早く設置したいから。

③最低地上高が100ミリと言うのは花などを出来る限り低い姿勢で撮影をしたいからです。

そして上記3つの希望を叶えてくれる三脚を探してみたところで価格.com – 三脚・一脚 スペック検索・性能比較

検索を掛けると マンフロットとジッツオの2メーカーが出てきたのです↓

欲しい三脚を検索した結果

三脚のことを少し調べるだけで誰でもすぐに気がつくのは、ジッツオと言うメーカーの三脚はすこぶる評価も高くて高価であると言うこと。

おいそれと買える金額では無いので最初から除外対象になっただけなのです。

となると僕の希望通りで買える範囲の最高の三脚としてマンフロットが残ったにすぎません。

(追記)

なんと、憧れていたジッツオの三脚を購入してしまいました。

GITZO(ジッツオ)トラベラー1545T雲台キットを購入 | カメラアマ

マンフロット055プロアルミ3段のスペックは?

ここでマンフロット055プロアルミニウム三脚3段 MT055XPRO3のスペックを簡単に紹介。

  1. 本体重量(雲台無し)2500g
  2. 脚のパイプ径30mm
  3. 縮長(畳んだ状態)610mm
  4. 全高90~1700mm
  5. 積載重量9kg

(注意)055にはアルミとカーボンの2種類があります、仕様はほとんど変わらず重さがカーボンの場合500g軽くなりお値段は倍ほど高価になる。

055アルミの「イケテナイ」的な部分とは何か?

055アルミ三脚はデカクて重い

055プロアルミ三脚の最大のイケテナイ部分は何か?と聞かれれば「重さ」と「大きさ」になるのではないでしょうか?

重さは本体だけでも2.5キロあってですね、たぶん想像している以上に重く感じます。

あとは大きさです、ほんとにゴツイしデカイです、脚のパイプ径30mmってなんだたった3センチか!と思いますがほんとに太く感じます(反面安心感も出ますけど) でも僕はその両方が良くてあえて購入したのです。

ですがこれから三脚を考える方の場合、撮影スタイルによっては考えないといけない部分です。

携帯性は全く無く旅行にも持っていく予定があるのでしたら重過ぎて無理です(力持ちさんは別)

車で移動を考えていない方で電車やバス、自転車バイク等で撮影される方は注意して頂きたいです。

他には、三脚の脚を全部開いて最低地上高で撮影したい時に三脚本体のレバーがちょっと固く感じます。

最低地上高で撮影自体をあまりしないのですが機能としてあるので使う場合はちょっとイケテナイと思っています。

脚のロック機構はどれが良い?ナット式とレバーロック式

レバーロック式の三脚

ナット式の脚はクルクルと脚と脚の間にあるナットを手で回して脚を出したり縮めたりする方法。

レバーロック式はレバーを持ち上げて脚の出し入れをする方法。

どちらを選んでも一長一短あって自分の好みはどっちなのだろう?で決めて良いと思います。

出来れば店舗にて置いてある三脚を触ってみるとわかる疑問なのですが、僕はクルクル回すと言う行為がメンドクサクて手間だと感じました。

ですからパチン!とレバーを開いて脚を出したらパチン!とロックする脚を選んだ。

055プロアルミの場合、脚を畳んだ状態でレバーを開くと脚のパイプの自重で勝手に脚が出ていってくれます。

収納時は逆に三脚自体を逆さに持ち上げてレバーを開くと、パイプが勝手に収納してくれますのでとても使い勝手が良く設置と収納どちらの面でも重宝しています。

また撮影時にはちょっとだけ脚の高さを変えたい場合がしょっちゅうあるのですが、そんな時にもレバーロック式で良かったと今でも思っています。

アクセサリーでアームなどが取付が可能な三脚

アクセサリーのボルトを入れる部分

僕は全く使っていませんがそういう機能もあると言うことです。

但し専用のアクセサリーなので価格が少し高価なようです、数もあまり無い感じ。

三脚のヘッド部の下に専用のネジが切られていてそこにボルト式のアクセサリーをグルグル回して設置するようです。

使う使わないは使用者の判断ですが、一応使える機能があります。

全高には余裕がある三脚です

目線よりも高くなる三脚

脚をいっぱいに出し切ると140センチの高さになります(センターポールは縮めた状態で、雲台も無い状態)

この高さに雲台とカメラをセットすると身長168センチの僕の目の位置にファインダーと液晶画面が近くなりとても撮影がしやすいこと。

ハイアングル(高い所から下に向かって撮影)での撮影時にはセンターポールを伸ばすことが出来る。

その時の高さは170センチ(雲台もカメラも無い状態で)もあるのでここに雲台とカメラをセットすると高くなり過ぎてカメラを見上げるようになる。

上の写真を見て貰えば高さがわかると思いますが部屋の扉の高さのうえにカメラがあるのがわかると思います。

ですからチルト液晶、もしくわバリアングル液晶搭載のカメラを使っている方には使い道が沢山あるように感じます。

最低地上高は地を這うような感じ

棚田のあかり

三脚を最低地上高でセットするシーンは僕の使い方ではあまりありません。

ですが、上の写真のように、先日大山千枚田の棚田のイルミネーションを撮影した時にどうしても光源を手前にして全体を撮影したかった。

それに後ろからバスを降りて来た観光客がワンサカいた。

三脚を立てて撮影するよりもしゃがんだほうが、見やすいだろうと言うことでセットしたのですが正解でした。

055アルミの最低地上高

また花などのマクロ撮影にも使えるはず。

上の写真は三脚にD750を縦構図にした状態、床までマウス一個分ぐらいの高さまで低くなる。

なんていうか地を這うようなセッティングも出来ます。

但し三脚の脚が広がる範囲はかなり広がりますので広い場所で無いとムリが出てきます。

センターポールを90度曲げてカメラを設置出来る三脚

iPhoneでスカイツリー

この機能を使うことはほとんど無いだろうと思っていたのですが先日、東京スカイツリーを撮影する時に使用しました。

あとはめちゃ低い位置に咲く花を撮影するときにも使いましたが、この機能めちゃくちゃ良いです。

例えば食器類や食べ物を真上から撮影したい時にも使える機能なので撮影の幅が広がります。

邪魔にならないように

三脚の脚が邪魔をしてもう少しカメラを前に出したい時にも、センターポールを曲げてあげればカメラが容易に前に出ますので使い方次第でどんなアングルでも行ける(但し不安定になるのも事実なので気をつけています)

上の写真だと何故カメラを出すのかと言うと、超広角レンズを使うと橋の手すり?(白い部分)の手前にカメラがあると全部写り込むので橋より外に出したかったのです。

こういう使い方が出来る三脚は本当に便利です。

190アルミじゃなくてなぜ055アルミなのか?

これは単純な理由です、「水準器が搭載・脚の数が3段・一番低くなる高さが100mm」 と言う3つの機能の他に、重さが欲しかったのです。

仕事柄、基礎と言う分野の仕事もやっていて重さがどれだけ重要なのかをわかっているからです。

極端な例で言えば三脚をコンクリートの塊にしちゃえば風の影響なんて無くなると思いません?

もちろん持ち運び出来ませんが・・・ ですから剛性がどんなにあっても軽ければ簡単に倒れます。

なので重さって言う要素が僕にはとても大事でこの部分で055にしただけなのです。

そもそも三脚にウエイトを載せるためのアクセサリーが別に販売されているわけです、やはり重さってそれなりに重要だろうと言うこと。

055プロアルミを使う上での注意事項は一つ

必ず使用前に確認してほしいことがあるのです。

それは、三脚の脚を固定するレバーロック式のレバー部分のボルトの締め込み確認です。

レバーロックのボルト締め道具

この三脚を購入するとついてくるボルトの締め込み工具が付属しているのですが、この工具は必ず三脚と一緒に撮影地へ持っていく事です。

使用前には締まっていることを確認することは必須です。

もし緩んでいたら、いつスポッと抜けるかわかりません。

僕はたまたま家の中で使っている時にセッティング時にスポッと抜けて以来気をつけるようになりました。

ボルトの締め込み確認

レバーロック式の宿命ですが仕方が無いのです、必ず確認しましょう。

055プロアルミ三脚を半年使った雑感

もう手放せません、我々リーマンにも買える範囲の最高の三脚だと思っています。

撮影に行くときは使っても使わなくても必ず車に入れて持っていきます。

車から撮影場所まで最長で500メートルぐらい持って歩きますがやっぱり重いです。

なので人がいない場所であれば脚を伸ばしたまま肩に担いで持ち歩くことが多いです。

あとは三脚にカメラをセットしたまま他のことをしていても安心感があります(倒れたりしない) おかげで手持ち撮影をする機会が減って運動会などではかなりのヘタレっぷり(手持ち撮影でブレ写真量産)を嫁に見せました(笑)

最近では家の中での物撮りにも使うようになり、ますます三脚のありがたみがわかるようにもなりました。 「三脚を使えば写真が変わる」は間違いないです。

055アルミ三脚がオススメな人ってどんな人??

  1. 僕と同じように撮影地には車で移動の人
  2. 撮影場所と車の停車位置が近い人(登山などには向かない)
  3. 重くてゴツイけどシッカリした安心感のある三脚を希望の人
  4. たまにめちゃ低い位置で撮影したり、撮影場所の関係でカメラを前後にしたりしたい人
  5. 三脚からアクセサリーを使ってモニターをつけたりしたい人
  6. エントリーモデルのカメラを使っていてフルサイズ一眼にステップアップしたい人
  7. 大きめの望遠レンズをよく使う人

以上のような方にはオススメ出来る三脚です。

今回のまとめ

最終的には三脚って自分の撮影したい被写体に合わせるしかないと思うのです。

ですから1本で収まる人もいれば何本も持つ必要のある人もいて不思議ではないです(今では)

大は小をかねると言いますが三脚はそういうわけにもいきません、大を持って登山とかバスとか自転車だとウンザリする可能性大。

家族で遊びに出かけて055アルミを持っていくなんてとても出来ませんし、旅行なんてムリ!重くてデカイです。

是非とも自分の撮影スタイルに合わせた三脚をお選びください。

(注意)今回ご紹介しているマンフロット055プロアルミ三脚について、僕は雲台セットを購入していません、あくまでも三脚本体のみを使っているのです。

(注意)雲台は別で購入していてSIRUIのK-20Xを使用しています。

055プロアルミは一押しだけど持ち運びを考えるならマンフロットのビーフリー

友人が最近購入した三脚は同じマンフロットのBeefreeです。

カメラはオリンパスの小型ミラーレスなのでわざわざ055のような重くてデカイ三脚はいりません。

そんなわけで僕は190アルミよりも持ち運びが便利なBeefreeをおすすめしたのですが即購入していました。

少し触らせて貰いましたが、家族でのお出かけ時に三脚を持ち運びたい時用に購入したいな~と思うようになりました。

Beefreeなら4キロまで載せられるのでフルサイズ一眼でも一応大丈夫だろうと思われる。

小型軽量で専用のバックまでついているのが良い。

イケテナイ部分は高さが僕にはちょっと足らないぐらいかな?




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マンフロット055アルミ三脚レビュー

5 件のコメント

  • こんばんは!やっぱり三脚は高さも出せる方が有利ですね。。自分はBeefreeなので手摺やフェンスがある所では狙った被写体に上手くレンズを合わせることが出来ないシチュエーションがあるんですよね、、、、都内の撮影では特に。。そのうちポチっとしちゃうかも(*^_^*)

    • かつさんコメントありがとうございます。

      三脚って剛性、重さ、高さ、低さ、扱いやすさとか被写体によって選ぶ基準が変わって困りますね~。
      Beefreeならほとんどの場面で気楽に使えるはずなので僕も購入を検討・・・いやたぶん来年購入すると思いますw
      高さに問題があるみたいですが、たぶん常に2個ぐらい持ち歩くしかないかも知れませんね^^;

  • このタイプの三脚ですとBenroの古いモデルではフレックスシリーズ、現行ですとGoPlusシリーズやGoClasiccシリーズなどがあります。
    フレックスシリーズやGoPlusシリーズはセンターポールを抜き出して自由に角度を変えられるので重宝します。
    パイプ径やアルミとカーボン、段数、雲台の有無と種類でバリエーションも豊富です。

    • 774さん コメントありがとうございます
      Benroと言うメーカー自体を初めて知りました。
      まだまだ知らないことが多いので教えてくださってありがとうございます
      チラッと見てみましたが、確かにバリエーションは豊富そうです^^

  • […] 参考 マンフロット055プロアルミ三脚(MT055XPRO3)使用半年レビューCAMERA AMA […]

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